北海道立近代美術館では、子どもが大人を連れて来たくなるような美術館を目指し「ウィズ・キッズ」展を始めます。
「ウィズ・キッズ ’24 みる・ふれる・つたえる さいきょうのざいりょう」は、私たちがふだん何気なく接している石や木、糸、光などは、工夫しだいで美術作品の「さいきょうのざいりょう」となります。
本展ではこれらのざいりょうによる立体作品を30点ほど展示し、その一部は実際にふれて鑑賞も可能です。
会期中小学生を対象としたキッズ・ツアーを開催します。学芸員の解説付きで作品を鑑賞しながら参加者同士で感想を共有し合い、作品理解を深める機会の創出を目指します。
みて、ふれて、つたえて、ざいりょうが持っている無限の可能性を発見してみましょう。
ウィズ・キッズ ’24 みる・ふれる・つたえる さいきょうのざいりょう
身の回りにある石や木、糸…どんなもので工夫をすれば作品の「さいきょうのざいりょう」になります。
美術館には、色々な材料で作られた作品がありますが、作者はなぜその材料を選んだのでしょうか?
材料を使って、何をあらわそうとしたのでしょうか?
展示作品のなかには、触って鑑賞できるものもあります。
見て、触れて、伝えて、材料が持っている、無限の可能性を発見しましょう。
温かいガラスへ 岩田藤七の軌跡
岩田藤七(1893-1980)は、豊かな色彩や大胆な形を特色とする作品により、日本のガラスを実用品から芸術の域に高めた先駆者です。また、茶道や華道の世界にガラスの道具を広めるなど、用途の拡大にも力を注ぎました。本展では、日本人の感性や日本の風土に合うガラスの姿を追い求めた藤七の、初期から晩年に至る多彩な作品をご紹介します。
岩田藤七《花器》1966年頃、当館蔵
この1点を見てほしい。
6,000点以上の当館コレクションの中から1点を選び、多角的な研究を通して作品の奥深い魅力をご紹介します。
荻須高徳《薪炭屋》1954年、当館蔵
キッズ・ツアー みよう!ふれよう!つたえよう!
心と体をたくさん動かして学芸員やお友だちと一緒に楽しくお話をしながら作品を見ましょう。
対象:小学生
講師:当館学芸員
日時:10月27日(日)、11月3日(日・祝)、12月1日(日)各日13時30分~(約30分)
会場:展示室A(保護者のみ要観覧券)
おしゃべりデイ
声の大きさを気にせず、展示室で自由におしゃべりできる日です。ぜひ、会話を楽しみながらご鑑賞ください。
日時:10月27日(日)、11月3日(日・祝)、12月1日(日)終日
会場:展示室A
ミュージアム・トーク
学芸員が開催中の近美コレクションの出品作品について詳しくお話しします。
日時:10月13日(日)14時~
会場:展示室A・2階(要観覧券)
演題:荻須高徳《薪炭屋》をめぐって
講師:野田佳奈子(当館主任学芸員)
日時:10月20日(日)14時~
会場:展示室A・1階(要観覧券)
演題:さいきょうのざいりょう-光を使った美術表現
講師:河本真夕(当館学芸員)
日時:11月10日(日)14時~
会場:展示室A・1階(要観覧券)
演題:染める、編む、織る-糸を使った作品の魅力
講師:村山美波(当館学芸員)
日時:11月17日(日)14時~
会場:展示室A・2階(要観覧券)
演題:岩田藤七-美と創造のエッセンス
講師:星野靖隆(当館学芸員)
日時:11月24日(日)14時~
会場:展示室A・1階(要観覧券)
演題:染める、編む、織る-糸を使った作品の魅力
講師:村山美波(当館学芸員)
場所
北海道立近代美術館
〒060-0001
札幌市中央区北1条西17丁目
[電話番号]011-644-6881
[開館時間]9:30 – 17:00(入場は16:30まで)
[休館日]月曜日(月曜日が祝日または振替休日のときは開館、翌火曜日は休館)
観覧料
一般 510(420)円、高大生 250(170)円
※( )内は、10名以上の団体料金。
※無料になる方
・65歳以上、中学生以下、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方(ミライロID利用可)及びその介護者(1名)など。受付で手帳等をご提示ください。

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